1666年に発生した、ロンドン大火の写真  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本と海外の損保事情   

株式会社 トムソンネットのシニア・ビジネスパートナーとして、損保業界向けにビジネスコンサル、研修で活躍中の 鈴木治氏(ペンネーム「小俣龍」)が書き下ろした、 国内外の損保商品や損保市場、損保ビジネスに関係した興味深いエッセイです。

このサイトの記事は 小俣龍のホームページ「龍の言い分」 に掲載した、日本経済や日本政治への提言が主な内容になっている 60編以上のエッセイの中から、 損保業界に関係するエッセイ(5編)とリスクに関するエッセイ(5編)を選んでみました。 全部で10篇あります。とにかく、面白く読んでいただけることを主眼に置いています。
なお、すべてのエッセイは、小俣龍のホームページ「龍の言い分」で読むことができます。
 1.「国内外の損保こぼれ話」
 国内外の損保商品や損保市場、損保ビジネスに関係した興味深いエッセイです

「ロンドン市と火災保険会社の対決」(2007年3月24日)

1666年のロンドン大火を経て、世界最初の火災保険会社が誕生する。
一見すると大儲けをしているように見える。そこに目をつけたのがロンドン市である。
なんと、民間が開発した新規事業分野に参入をしようとするのだ。「官対民」の対決が17世紀のロンドン市で勃発する。
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「日本の地震保険改造計画」(2006年10月7日)

日本は、巨大地震の発生危険時期に突入している。
家計分野の地震リスクについては、「地震保険制度」があり、住宅関係保険に付帯して販売されている。
この保険は制度発足以来多くの改定がなされているが、抜本的な見直しはなされていない。
このままでは、イザと言う時に大変な騒ぎが起こる?
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「「USA TODAY」の紙面から」(2006年5月7日)

2006年4月、トムソンネットのメンバー3人はサンフランシスコに飛んだ。米国の超成長損保・プログレッシブ社の社長との面談が可能となったためだ。
米国の自動車保険市場にインターネットなどによる通販が登場したのは、1990年代に入ってからだ。
日本とは全く異なる競争環境の中、プログレッシブ社の快進撃が続く。その最大のライバルがGEICO(ガイコ)である。
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「庶民にとっての郵政民営化」(2005年9月4日)

2005年の「郵政選挙」直前のエッセイである。
小泉首相は郵政民営化を唯一の争点として総選挙に踏み切った。
一方、郵政が担っている「簡易保険」の保険金請求を経験する機会を得た。そのサービスは「窓口での即時払い」であり、「請求をしないのに追加払い」をする素朴なサービスであった。
民間生損保は巨額の保険金不払いを起している。
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「地震にまつわるお金の話」(2004年9月23日)

大正12年(1923年)9月1日、関東地区を巨大地震が襲う。関東大震災である。
火災保険では、地震に伴う火災や倒壊については保険金は下りないのは、当時も同じだ。
ところが、マスコミや学者・政治家達が騒ぎ出し、「払え、払え」の大合唱が起こる。遂には、大正天皇までが詔勅を発する事態に。
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2. 巨大リスクに立ち向かう
 効果的にリスクをマネジメントするためには、幅広い観点からリスク情報を知ることが重要になります。リスクにまつわる興味深いエッセイをご覧下さい

「金融パニック下のアメリカ旅行」(2008年10月10日)

2008年9月、トムソンネットメンバーは、「米国における損保市場の競争と協調関係」の調査のため、米国縦断の出張に行った。
正にその時に、リーマンブラザーズの経営破たんが勃発する。
ところが、米国市民の関心は、ハリケーン・アイクであり、ペイリン・共和党副大統領候補に集中していた。シアトルでは、ボーイング社がストの真最中であった。何とも能天気なアメリカの実情である。
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「地球温暖化をどげんかせんといかん!」(2007年12月30日)

地球温暖化による地球規模の危機について最初に警告を発したのは、ドイツの世界最大の再保険会社である。
最近では、地球温暖化が主犯の思われる異常気象と気象災害が頻発している。
一方、肝心のアメリカやオーストラリア等はこの問題に冷淡である。これに対して、ドイツの取組は凄い。
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「気象」も変だが、「気象庁」も変だ!」(2007年9月24日)

地球温暖化による異常気象の発生は、恒例行事となっている。
過去の記録はあまり役に立たない時代に入っている。ところが、日本の気象庁の発想は余りにお役人であり、「前例踏襲」である。
地球規模の気象異常に立ち向かうには、お役人の頭の中から変えなければならない。
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「こんなに変わる、空の旅!」(2006年4月9日)

21世紀は「大航空時代」の到来だ。
大量の旅客と物資が世界中を飛び回る。この大輸送時代に備えて、欧米の航空機メーカーは巨大な次世代ジェット機の開発を促進させている。
プールや図書館、バーまで備えた快適な空の旅である。一方、巨大航空機の出現は巨大なリスクの出現でもある。
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「首都圏水没 −ハリケーン・カトリーナの悪夢の再現」(2005年11月3日)

ハリケーン・カトリーナが米・ニューオーリンズ市を水没させたのは、2005年8月の出来事である。
これに匹敵するような巨大台風は、戦後の日本を何度も襲っている。昭和22年に関東を襲ったカスリーン台風や昭和34年に東海地方を襲った伊勢湾台風が有名である。
一方、これを上回る巨大台風が首都圏を襲うという悪夢のようなシナリオがある。
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このページは 株式会社 トムソンネットの協力で作成されています