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IIAB日本協会主催 ACORD セミナー参加レポート
2007年11月13日 東京 新宿住友ビル 47階 住友スカイルームにて
IIAB日本協会主催による、次のセミナーが開催されました
テーマ : アコード標準に学ぶグローバル インシュアランス スタンダード」

業界標準とはどんなものか、どのように作られ、どのように普及していったかという興味深い話が聞けました。
業界標準は、保険会社の立場、代理店の立場、消費者の立場、ITベンダーの立場でそれぞれ利害関係が異なりますので簡単には実現できないかもしれません。 また、標準化にあたってはどこを標準化しどこで差別化するかという戦略にも関わってきます。
しかし、過去、どの業界を見ても標準化がビジネスを拡大してきたという事実があります。業界発展のためには避けることなく前向きに取り組むことが重要だと感じたしだいです。
 
基調講演:「日本の保険業界とグローバルスタンダード」
野村證券 金融経済研究所調査部 シニアアナリスト 岡本 光正氏

IIAB日本協会 高橋会長の挨拶に引き続き始まった講演のポイントは、概ね以下のような内容でした

株価が語るもの
 日本の損保会社の時価総額、ROEは外国の損保会社のそれに比較して、かなり低い
 海外からの投資先としては魅力乏しい会社になっており、株価にそれが反映されている
わが国の損保市場の現状
 日本の損害保険料は焼く1000億ドルで世界第4位の市場規模
 損保会社の保険引き受け利益では自動車保険のウエイトが高い
 しかし、自動車の販売台数の伸び悩みにより、頭打ち、火災保険も伸びていない
 日本の保険会社のシェアは、上場企業で90%以上を占有、米国とはかなり様子が異なる

損害保険会社のファンダメンタルズ
 自動車保険の採算性が悪化している、採算重視の戦略が必要になる
 資産運用面では改善に向かっている
 損害率の悪化は更に続くだろう。不払い問題を契機とした更なるシステム投資、内部監査の強化で事業費率の悪化が懸念されている。
損害保険会社の未来像
 中国を筆頭に諸外国の損害保険収入の伸びが続く中、日本だけがマイナス成長
 販売チャネルの多様化、異業種との提携、代理店の機能の変化
グローバル化とは
 外国人持ち株比率が40%に達しつつあり、株主価値向上を要求されるかもしれない
 日本の中だけで争う時代ではなくなっている
 もっと海外の保険会社、株主に目を向けてグローバル化を進めるべきだ




講演:「アコード:ベストスタンダード
米国 アコード社 シニアVP ジョン・ケリングトン氏、アシスタントVP ベス・グロスマン氏
アコードの成り立ち
 1970年保険代理店により設立された非営利の団体
 保険会社、代理店、ブローカー、ベンダー、各種団体などが会員になっている
 損保、生保、年金、健康保険、再保険などをサポートしている
アコード標準化のメリット
 家、電気、自動車、などあらゆるものが標準化されていて社会が成り立っている
 保険業界にも様々な標準化がある。 会計処理、会計報告、保険契約の補償範囲、など沢山ある
 アコードの標準は、データーの標準化です。 用語の統一、処理手順の標準、データーフォーマット、標準書式、コード体系、電子帳票の様式などがあります
アコードの標準化のあゆみ
 標準化のあゆみを分類すると4世代になります
 紙の書類の標準化、コンピュータ間データー交換の標準か、各種データーのXMLフォーマットの標準化、今後 フレームワーク標準化に向かっている。

テクノロジー動向など
 e-form : e−labelに対応した電子フォーマット(PDF)により、データーの再利用が可能になる
 real−time : ベンダー開発代理店管理システムと保険会社システムとのオンライン接続仕様。これにより処理時間の短縮が実現する。

そのほか、いろいろ興味深い話が聞けました。